石鎚山~戦い~ 令和4年11月6日(日)

「己との闘い」

 

どうも、Y/Sです。

石鎚山。行ってみたいとは思っていたものの、なかなか行ける機会がなかったのですがついに行く事ができました。

総勢8名で挑んだ西日本最高峰の山。

その異名と対峙できることを楽しみにしておりました。

登山口に着いてまずは神社にて参拝。

 

・ここに無事来られたこと

・今日という日を迎えられたこと

様々な感謝を祈りいざスタート(・o・)

 

道中には所々ぬかるんだ場所があり雪が溶けた跡がありました。

平地と山の上では気温差があるのは当たり前

まあまあな薄着で来てしまった私は、登山口の駐車場に車を止め、降りたときには寒すぎて今日は死ぬなと覚悟しておりました。

しかし、実際に登り始めると天候も良く、常に歩いているおかげで次第に暖かくなりました。

この時点で私は生きて帰れると確信しました(笑)

 

次からは服装に気を付けたいと思います。。

そして歩く事1時間ほど。

目の前には分かれ道。

安全なルートと岩場を登るルートがあります。

ここでの私は岩場ルート。言えば「波乱」の道を選んだのであります。

 

「安定」か「波乱」か。

 

その選択は人生にも降りかかる選択で、安定を求めるよりも波乱な方に好奇心が向くタイプの私はそちらを選択しました。

安全コースは3名

岩場コースは5名

 

ヘルメットとハーネスを装着し、安全コースの方たちと別れを告げ、茂みの方へ。

ここで最後の別れになるかもしれない。と冗談で言っときました(笑)

 

草木をかき分け、前へ前へと進む。

小さな岩をまたぎ大きな岩を登る。

わずかな窪み、草木の根っこ、こんなにも自然を頼りにしたのは初めてでした。

いかに、自然に生かされているか実感しました。


そして、目の前に現れた大きな岩。

 

見上げるとお天道様が、「ここまで来い」とあざ笑うかのように光を照らす。

見えるのはわずかな窪みと割れ目のみ。

昨日観たスパイダ―マンなら難なく登れるだろうなと思ってみる。

しかし私は人間なのだ。スーパーヒーローでもなければクモ人間でもない。

自分でどうにかするしかない。

 

いかにしてこの岩場を登りきるか考える。

左手はどこに置き、右手はどこか、足はどこに置くのが正解か、手がかり、足がかりになる場所を探る。

シミュレーションはバッチリ。

 

三点支持を意識しながら登り始める。

いかに欲張らず小刻みに移動できるか。

無理に手や足をのばせば滑る可能性がある。

そうなれば元もこうもない。

慎重に登る。

 

しかし、ここで襲い来る思考の悪魔。

1度止まると思考が完全に停止する。

持つ場所がない、足をかける場所がない。その感情は焦りを生み、思考を鈍らせやがて恐怖心を生む。

まさにこれは恐怖心との戦いなのである。

いかに平常心を保ち、次の足がかりを探すか。

1度は負けそうになったが、自分の思考は次の一手へと進み、無事恐怖心に打ち勝つことができた。

 

新たな経験が刻まれたのである。

 

岩場を登り切ってからの景色は絶景でした。

ただ、若干の高所恐怖症の私は足がすくむとはこのことをいうのかとしみじみと感じました。( ;∀;)


登り続ける事3時間ほど。

ついにたどり着いたは頂上。

分岐点で別れを告げた3人とも合流ができ無事、生還できたことを報告した。

 

まさに、「I will be back.」なのである。

 


恐怖心との対峙、思考の繰り返し、様々学べたことを感謝し祈りを捧げ下山しました。

 

帰りはなんて緩やかで”安定”しているんだと感じました。

 

安定ばかりを望んでいてもおもしろくはない。

刺激があってからこそおもしろい。

なんでも挑戦なのである。

山は、自然は、そういったことを教えてくれる。

 

登りきる事だけが目標じゃない。

 

勉強させていただきました。^_^

 

最後に、自分が登った場所を振り返り「やってやったぞ」と心の中で吐いた。

 

投稿者:Y/S