高千穂峰 個人山行 令和4年11月17日(土)

高千穂峰は、典型的な成層火山で西側に活火山の「御鉢」を従えた山で、昨日、唐国岳からその山容を見るに綺麗であったことから当日(17日)を楽しみにしていた。この山は安山岩で構成された火山ではあるが、山頂は溶岩ドームをなし火口が塞がれている一方、「御鉢」には火口があり最近では1913年に噴火した記録が残っているらしい。この山は樹林帯を過ぎると「御鉢」の火山壁を登らなくては高千穂峰に到達できなく急な斜面をよじ登ったという表現が似合う山でもある。火口は広くその規模が計り知れる思いで見入り、ここまでは曇りでも何とか山容が確認できる状態であったが火口の辺を迂回し山頂へ向かい出すと共に霧が出て視界がどんどん悪くなる一方で、高千穂峰山頂では僅かした見通しが効かなかった。そんな中でも山頂鳥居の奥には「天逆鉾」が突き立っており、この「天逆鉾」がご神体で、日本書紀にもある天孫降臨の神話で信仰の山でもあると言われている所以を見ることができ良かったと思っている。

高千穂河原にある登山口

天孫降臨の鳥居

樹林帯の中にある登山道

有明海と噴煙

御鉢をよじ登る様

御鉢火口

御鉢火口と高千穂峰

山頂と天逆鉾

下山。登山口から見える火山ガス噴出の様

 

投稿者:Y.H