雪山訓練2026(奥大山)】
日 時 / 令和8年3月7日~8日
参加人数/ 6名(+会外1名)
於:休暇村奥大山
昨年の雪山訓練に引き続き、今年も参加表明。
今回は「雪崩」がテーマで、事前に資料が配布されており、レポートも提出との事。講師は日本勤労者山岳連盟 石川昌氏。
◆1日目 座学
配布された資料によると、山岳遭難者数のうち雪崩に起因するものは0.4%と山岳事故としては低いものの、雪崩による事故者11人のうち3名が死亡・行方不明と、雪崩に遭うと深刻な事態に陥る可能性が高いということが分かる。
そこで座学では、雪崩のメカニズム・起因(地形、天候)、積雪の変態過程、明日の実技で行う弱層テストの手順及びビーコンについてを学ぶ。
◆2日目 実技
まずは下記写真のようにシートに取り、角がとがっているか(雪たいに)、溶けて角がとれているか(ざらめ雪)、丸く塊になっているか(あられ)などを観察。
雪質観察シート
雪質は降雪直後(新雪)のほか、経過・環境等で違うとのこと(しまり雪、ざらめ雪、あられ)。
しまり雪も小しまり雪、ざらめ雪も小霜ざらめ、霜ざらめと細分類される。
講師の方はフィールドノートというものを記帳しており、積雪の断面観察をしたら場所の状況、積雪層の縞模様、模様の出来方、気象、地形、斜面の方向などを考察し作図。
積雪層も深部で温度が違い(知らなかった…)、これらも作図に加える。
フィールドノート(サンプル)
弱層テストは昨年も実技としてあったが、今回は各自行う(各自で掘る!)。
斜度35~45度が一番雪崩が起きやすい角度という。
そこで該当斜面でまずは踏み込み、靴底が沈み込んだ所からさらに70㎝以上掘り、雪柱ブロックを切り出す。雪柱上部にシャベルを置いて叩き、積雪層のズレや崩れを観るコンプレッションテスト(CT)を行う。
CTを解説する講師の石川先生
弱層テスト
実技の第2部はビーコンを使用しての実技。
前もって雪中に雪崩埋没者に見立てた機器を埋めておき、我々が各自ビーコンをsearchモードにして探すというものだ。
筆者は当会のビーコンをお借りして使用したが、どうもこちらは周波数の波に上手く合ったときでないと反応しないらしく苦戦。当会で新規に購入したデジタルのビーコンは反応も良く、目途を付けた箇所をゾンデ棒で突き、埋めておいた機器に触れると、下記写真の緑が赤に点灯するというしくみ。
昨日の座学で模擬捜索のVTRを予め見ており、VTRでは雪崩が発生した時間、捜索開始からの時間を計る人、探す人などを分担し、キビキビと動いていた。勿論自身の安全確保もある。
いざ直面したとき自分がどこまで出来るのか、正直自信が無い。
雪崩に遭わないためにも、今回の研修での知識を活かさねばと思う。
よつば

